跳び箱ってどうやって指導をするの?
クラスに発達が気になる子がいるけど、どうやって関わるといいの?
保育をしていると、自分の知識や引き出しの少なさを感じ、行き詰まってしまう時があります。
ベテランの先生、どうやってクラス運営をしているのかな。
目で見て勉強をしたいけれど、保育室が違うと自分のクラスでいっぱいになってしまい、なかなか先輩の保育を見て学ぶ機会はありません。
おちゃぷ:本やインターネット、研修などで知識を増やし、何度と行き詰まりを乗り越えるんだよね。
保育で「ここの知識が欲しい!」と思うこと 厳選8を発表します。
保育士を20年以上やっています。保育をするたび、どうやってやるの?いい方法はあるかな?と、悩みながらやってきました。今は副園長となり、若い保育士の指導をしつつ、まだまだまだ勉強中です!
パソコンの使い方を覚え、業務改善
保育業界でもIT化が進み、パソコン必須になりました。パソコンスキルがないと全く仕事ができないわけではありません。しかし、パソコンのスキルがあれば、ICT化した業務だけではなく、指導計画や、保育の記録、要録などの効率化にもつながります。
保育のドキュメンテーション(日常の保育を写真などを使い保護者にお知らせをする)も、作りやすくなります。
パソコンのスキルは、独学で勉強、通信教育、パソコン教室があります。
費用 | 時間 | 効率 | |
独学で勉強 | ◎ | △ | △ |
教室に通う | △ | ○ | ◎ |
通信教育 | ○ | ○ | ○ |
独学で勉強
お金はかかりません。本で勉強をすれば本代のみでしょう。今では、インターネットで画像付きでやり方が載っているので、お金はかかりません。調べて行うことで、時間がかかるのが最大のデメリットでしょう。また、使う内容をその都度調べるので、勉強の幅が狭くなりがちです。
通信教育
教材を購入をするのでお金はかかりますが、基本的なスキルを網羅できるのがメリット。一方、自分で勉強の時間を作り進めていくため、時間管理が必要です。通信教育では、講座の受けられる期間も決まっていますので、計画的に行える人が向いています。
パソコン教室
プロの先生に細かく丁寧に教えてもらえるのが、一番のメリット。また、資格が取れるようなカリキュラムもあります。パソコンのスキルが上がるだけでなく、転職をするにも有利でしょう。メリットは、お金がかかります。また、忙しい時に通うのも大変でしょう。お金については職業訓練によって、社会保険から費用の一部が補助をしてもらえるケースもありますので、ぜひ活用すると良いでしょう。
ピアノ
保育園でピアノを弾く機会は多いでしょう。発表会など、保護者の前で弾くことになったら、少しでも弾けるようになりたいですよね。ピアノが苦手という保育士は、意外にもたくさんいます。苦手なりに、練習をして乗り越えている人、どうしても弾けなくて、他の保育士にお願いをする、転職まで考える人などがいます。ピアノが弾けなくて、スキルアップをしたいと考える人は、独学か、習いに行くかの2つでしょう。
独学のメリット お金がかからない。自分の上達したい曲を選んで練習ができる。デメリットは、ピアノの弾き方の基本であったり、コツを教えてもらえなかったり、弾けるようになるまでに時間もかかります。
ピアノ教室に通う メリットは、基本やコツを教えてもらえる、分からないところは質問ができる。自分のレベルに合わせて寄り添ってレッスンが受けられる。デメリットは、費用がかかる、忙しいと通うのが大変、先生との相性があります。
リトミック
保育の中で、リトミックを行うこともあるでしょう。しかし、リトミックという言葉を聞いたことがあったとしても、見たことがないとどのようにやれば良いのか全くわかりません。そのため、リトミックを学びたい保育士も多いのです。
リトミックとは、音楽に合わせて体を動かし、表現力を養う音楽教育法です。ピアノだけでなく、タンバリンやすず、小太鼓などさまざまな楽器が活用できます。
また、表現方法の一つとして、カラー布などを使うこともあります。
やり方はいろいろ。
リトミックの効果として、
音楽的センスや表現力を磨くきっかけになる
体全体を使って表現をするので、基本的な身体的機能が身に付く。
保育園では集団で行うので、協調性や社会性が養う。
音楽や音を聴いて体を動かす、集団でじっくり取り組むことで集中力が養う。
リトミックは、研修を受けるのが効果的です。特定営利活動法人 リトミック研究センター
リトミック研究センターでは、初めての方の研修、資格(民間資格)を取り、指導者として活躍できるコースがあります。
発達が気になる子への関わり方
クラス運営をすると、発達が気になる子への関わり方が難しく、悩むことが多いです。発達が気になる子だけでなく、家庭環境による子どもの発達も気になるケースが多々あり、そのような場合も、関わり方が難しくなります。
発達が気になると言っても、さまざま。また、発達が気にる子への関わり方とは、基本的によりわかりやすく丁寧な関わり。子どもの得意な分野を使って育ちを援助します。そのため、他の子どもたちの関わり方や、環境の作り方は、発達が気になる子と同じように十分に使うことができます。
この発達が気になる子の関わり方のスキルが身につくと、クラス運営も変わってくるでしょう。
学び方は、独学、研修、通信教育があります。
費用 | 時間 | 効率 | |
独学で学ぶ | ◎ | △ | △ |
研修へ行く | △ | ○ | |
通信教育 | ○ | ○ | ○ |
独学
本を読むのが手頃でしょう。本では、事例が載っていることが多く、自分が困っていることとや子どもの姿を照らし合わせて読むと、解決策の糸口が見えてくることでしょう。
研修
研修を受けることは、より具体的な関わり方を聴くことができます。また、研修会場では、講師の先生の執筆された本が販売されていることもあり、研修内容とつなげてより深く学ぶことができます。一方、講師の先生を知らず、なんとなく受講をした場合、講師の先生の当たり外れも少なかれあります。身近な地元の病院の先生や、発達支援に関わる施設長など、地域での研修も多くあります。
通信教育
発達が気になる子に対して、深く学び、資格を取ることもできます。
・発達障害支援アドバイザー
・児童発達支援士
・発達障害児支援資格士
資格があることで、発達障害について一定の知識を学んでいると周囲から評価も得られやすいでしょう。
自分の都合の良い時間で勉強ができるのがメリットですが、通信教育は期限があり、忙しい人には時間管理をすることが難しいでしょう。
また、講座の内容により、初心者から仕事で生かせるまで内容もさまざまです。講座の内容がどのくらいなのか確認をし、自分の学びたいレベルの講座を選ぶと良いでしょう。
文章力
とにかく文章を書くことが多いのが保育士。毎日の連絡帳、指導計画、保育の記録、おたよりなど。文章がすらすら書ければ苦労もありませんが、文章を書くことが苦手となると、書類やお便りなどに時間を費やしてしまいます。そこで文章のスキルアップをするには、独学、通信教育がおすすめです。
費用 | 時間 | 効率 | |
独学で学ぶ | ◎ | △ | ○ |
通信教育 | △ | ○ | ◎ |
独学
より多くの本を読む、得た知識をアウトプットする。これらを繰り返し行うことで、文章を書くスキルがアップするとともに、語彙も増えます。数多くの文章に触れることが何よりも大切となります。
また、感じたこと、考えることをアウトプットにすることも重要。文章を書くことに慣れていきましょう。
保育士が必要とするスキルとして、書類や連絡帳の時に使う文章。これらに使う文章は、やや特殊でもあるので、先輩保育士や、文章の上手な同僚の文を読んで学ぶのもよいですね。
通信教育
WEBライターの講座は、いかに読者に読みやすい文章を書くか、ということが求められます。これは、保育士も同じ。保育士が書く文章も、多くの保護者が目に触れます。少しでも読みやすく、分かりやすい文章を書くことが大切です。WEBライターの講座は、保育士と関係がないようで、通じるものが多くあります。
通信教育では、添削してくれるところもあります。添削をしてもらうことで、足りないところや長所を教えてくれます。確実に読みやすい文章になりますので、効率よく学ぶことができるでしょう。
食育・アレルギー
食事は、生命の保持に必要不可欠です。幼い頃の食育が、今後の長い人生に大きく関わると言っても過言ではありません。食育を行うことで、食べることの楽しさが味わえる、食べ物への興味や関心が深まります。
プチトマトやぶどう、うずらの卵などで誤嚥したニュースもあります。よく噛んで食べる、姿勢良く座って食べるなど、家庭では行き届かないこともあります。保育園でこのような悲しい事故が起きないためにも、食育について考え、知識を深めたい保育士がいます。
本やインターネットを見て、食育のやり方が詳しく載っています。季節に応じた関わり方、旬の食べ物、お便りの作成の仕方の参考例なども載っています。食育は、保育園のみにならず、家庭とともに行うことも大切です。
・食育インストラクター養成講座 NPO日本食育インストラクター協会でおこなっている民間資格。
食育の知識が深まることで、保育の内容にも幅が広がりますね。
運動遊び
運動会までに前回りや逆上がり、跳び箱、マット運動など、さまざまなことを保育士が教えますよね。保育の勉強はしましたが、スポーツインストラクターではないので、これらを教えるには知識が必要です。
子どもたちに、鉄棒を教えるなんてできないよ。
自分も逆上がり苦手だし・・・
保育士に求められるスキルは、多岐に渡るよね。
だから、運動が苦手な人もたくさんいるはず!
器具を使った運動遊びの前に、どのように導入をし、段階を踏んでいくと良いのか。知識を増やしていかないと、事故にもつながります。
本やインターネットから情報を得て、保育に生かすこともできますが、体操教室や、スポーツクラブなどの講師が行う研修もあります。
実際、子どもたちに運動を教えているインストラクターが行う研修なので、知識を十分に深めることができます。
保育士は、幅広い知識と引き出しが必要な職業です。
今、必要なスキルを身につけて、楽しい保育士ライフを送りましょう!
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