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小学校入学までに文字に興味が持てる保育をしよう!

保護者

もうすぐ小学生。
うちの子、まだ字の読み書きができないの。

もうすぐ小学生になるけど、まだ字が書けない・・・

小学校に入学すると、勉強が始まるのに・・・。

学校の授業についていけるのかしら?

保護者

小学校入学までに、
どこまで字を覚えているといい?

保護者からこのような質問をされて、答え方に困ったことがありませんか?

保護者の方への伝え方、入学までに覚えておきたい読み書きについて、お伝えします。

この記事を書いた人
おちゃぷ

おちゃぷです。保育士歴20年以上。現場で20年勤め、今は主任として保育士や保護者の悩みを聞いています。

小学校までにできた方がいいこと、年長児の保護者から相談を受けることがたくさんあります。

保育園の間に、文字や数に興味が持てるようになるためには、どうするか。

そのような悩みにお答えしますね。

目次

絵本の読み聞かせをする

絵本を読み聞かせをする。

絵本の読み聞かせには、いろいろなメリットがあります。

その一つに、字を覚えるきっかけがあります。

好きな絵本をゆっくり読んでいくと、子どもも絵を見たり、字を見たりしています。

お母さんの読んでいる言葉を聞きながら、字を追って見ていることもあります。

言葉を聞きながら、絵や字を見て確認することもあります。

大好きな絵本は、自分でも読みたくなり、試行錯誤して絵本を読むようになります。

絵本には、不思議なパワーがありますね。

また、図鑑を一緒に見るのもおすすめです。

子どもの興味を持ったことの図鑑を見ていると、「ここなんて書いてある?」と、聞いてきます。

その言葉が出たら、チャンス!

書いてあることを読んであげると、子どもは次々に、「これはなんて書いてあるの?」と聞きます。

好きなことを知る楽しさで、字も知らず知らず覚えていくのです。

そして、文字を読むともっといろいろなことが知ることができる、という経験につながります。

これは、字を覚えるだけでなく、知りたい!という欲求を覚えるきっかけになります。

知りたい、という欲求は、今後の勉強の意欲にも、大いにつながります。

交換日記をする

親子で交換日記をするのも楽しいですよ。

内容は、何でもいいのです。

子どもが書いてくれたことに、否定的な言葉はかけず、ただ交換日記を楽しむのです。

大好きなお母さんが書いてくれることを、子どもは喜びます。

私も、5歳の頃の息子と交換日記をしました。
息子も楽しんでいました!

他に、サンタクロースに手紙を書く、七夕の短冊を書くなど・・・。

我が家は、サンタクロースに欲しいものを伝えるため、手紙を書き、クリスマスツリーに吊るしていました(笑)

欲しいものを書こうと、一生懸命になります。

手紙を書く、願い事を書く。相手に伝えたい気持ちがあると、字を書こうとするきっかけになります。

身の回りのことから文字や言葉に興味が持てるように

文字は、書く、読むだけではなく、言葉のやり取りも大切です。

聞いている言葉や単語が、実は正しく覚えていないというケースも多々あります。

私が経験したのは、息子としりとりをした時のこと。

聞こえている発音を、間違えて覚えているため、しりとりにならなかったのです。

言葉の再確認は、普通の会話のやり取りではないのだな、と感じました。

また、身近なものでは、標識、広告、お菓子のパッケージなど。

生活の中で、たくさんの文字に触れることがあります。その中で、一緒に字を読み、伝えていくことが大切ですね。

鉛筆を持つことは、とても楽しい!

字を書くのが嫌いな子は、鉛筆を持つのが嫌いなことが多いです。

絵を描くのも苦手なので、鉛筆を持つことに苦手意識があるのです。

息子も、それはそれは鉛筆持つのが
嫌いでした(汗)

鉛筆を持つのが苦手な子は、鉛筆を持っても楽しいことの経験が乏しいのです。

だったら、鉛筆を持って楽しいことをすれば良い!

迷路をする、間違い探しで見つけたら○を書く、好きな絵のぬり絵をする。

鉛筆を持って遊ぶ機会はたくさんありますね。

書くことが楽しい!という経験が持てるようにすることが大切です。

鉛筆を持つことが嫌いな子に字を書かせようとすると、苦手意識が高まり、余計に嫌いになるので、まずは鉛筆を持つのが楽しめるようにしましょう。

字が書けないことに焦って、無理やり教えないで

子どもは、楽しくないことは嫌いです。

大人だって楽しくないことはやりたくありません。

ましてや、間違えた時に”❌”をつけようものなら、テンションも下がります。

もし、字を間違えて書いていたら、

「これ、何って書いたの?」

「そうだったんだね」とさらりと正解の字を知らせましょう。

「これは違うでしょ!こうやって書くの!」

なんて言われたら、嫌になります。

とにかく、楽しいという経験を積ませてあげることが大切です。

小学校までに、どこまで字が書けるといいの?

もちろん、字が書けることに越したことはありません。

でも、書けなくても大丈夫。

よく、自分の名前が書けるようにしましょう、と言いますが、

小学校では、1から書き方を教えてくれます。

まずは、字を読むのが好き、鉛筆を持って書くことが好き、というところまで持っていけるようにしましょう。

字が書けないことをストレスに感じると、子どもに敏感に伝わります。

うちの息子も、入学式時点では自分の名前すら書けませんでした(笑)

実は、焦って塾にも通わせましたが、行きたくない!と発狂するかのように泣き叫び、塾もやめました。

無理をさせてはいけません。

親が焦っても、子どもは焦っていないのだから。

そんな息子、いつの間にか授業はついていけるようになっていました。
スタートが遅くても、苦手を克服すれば、大丈夫!

塾がダメなわけではありません。

もしかしたら、塾に通うことで楽しさを覚えるケースもありますからね。

先生に褒めてもらって、やる気が出たり。

まずは、子どもの興味が持てるところから、字に触れていくようにしましょう。

小学校生活、楽しく過ごせると良いですね。

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