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保育園の連絡帳の書き方とは?苦手克服するための書き方のコツ

りさ先生

連絡帳の書き方がわからない

りさ先生

毎日書くと、書くネタが切れちゃうんだよね。

連絡帳を書くのは、昼寝の時間や休憩の時間に書きますよね。短い時間に何人もの連絡帳を書くので、書くスピードも必要。

連絡帳の書き方や、書くコツ、注意点、例文を紹介します。

この記事を読むことで、毎日大変だった連絡帳の記述も楽になります。

この記事を書いた人
おちゃぷ

おちゃぷです。保育士歴20年以上。現場で20年働き、今は副園長として保育士の育成や指導をしています。

おちゃぷ

連絡帳の書き方には、コツがあります。コツを掴んで、スキルアップをしましょう!

目次

連絡帳はなんのために書くの?連絡帳が必要な理由

連絡帳は、保護者との大切な連絡手段の一つ。

おちゃぷ

連絡帳の役割は、全部で4つ!

  • 体調や様子を保護者と保育園で共有する
  • 時間外などで保護者と会えない人への連絡手段
  • 信頼関係を築く
  • コミュニケーションをとる
おちゃぷ

ただ連絡帳を書けばいいのではなく、きちんと何のために書くのか意識をすることが必要だね。

りさ先生

保護者の方が、連絡帳を育児日記にしている人もいるんだよね。

おちゃぷ

そうなの。家で育児日記を書くのは続かないけれど、保育園での連絡帳なら毎日書いて提出をしなきゃいけないので、育児日記も兼ねて、大切に保管をする人も多いんだ。

りさ先生

そうなんだ!じゃあ、連絡帳の書くときの注意点ってあるの?

おちゃぷ

うん、もちろん!!

連絡帳を書くときの注意点

おちゃぷ

連絡帳を書くために、注意することは
全部6つあるよ。

保護者の方に、大切なことがきちんと伝わり、不快な思いをさせないように書くことが必要です。

  • 誤字脱字に気をつける
  • ケガやトラブルなど、記入をしない
  • 子どもにとってマイナスのことを書かない
  • イラストを書くのは園の方針で。または、状況に応じて記入。
  • 言葉使いに気をつける
  • 保護者の質問はスルーをしない

では、詳しく見てみましょう。

誤字脱字に気をつける

これは、文章を書くためには当たり前ですよね。誤字脱字があると、相手(保護者)の方に失礼になります。また、信用度も下がってしまいます。書き終えたら、読み直して誤字脱字がないかチェックをしましょう。

そして、わからない文字は、調べて書きます。

分からなかったからと、ひらがなで書くと、読みにくい文章になります。

だからと言って、なんでも感じで書くことも読みにくい文章です。

ひらがなと漢字の割合を見ながら書くようにしましょう。

ケガやトラブルなど、記入をしない

連絡帳は育児日記として、家庭で大切に保管をされる方が多いのです。

数年経ってから、保護者が読み返したとき、

”今日、友だちとおもちゃの取り合いになり、友だちの腕を噛みついてしまいました。”

”部屋で走っていたら転んでしまい、棚でおでこをぶつけ、タンコブになってしまいました”

数年後に連絡帳を開いた時、必要のない情報が残ってしまいます。

思い出したくないことを、思い出させてしまうきっかけにもなります。

トラブルで被害にあったことを見て思い出し、また怒りが湧いて出てくることもあるでしょう。

ケガやトラブルは、連絡帳には記載をせず、必ず口頭で伝えましょう。

おちゃぷ

時間外保育を利用をして保護者に直接会えない場合は、時間外担当の保育士に連絡事項を伝え、帰りに伝えてもらえるようにしましょう。

子どもにとってマイナスのことを書かない

マイナスのことも、数年後保護者の方が読み返した時、不愉快になり兼ねません。

友だちにケガをさせた、言うことを聞かなかった、物を壊したなど、よくない行動をした時も、保護者に伝えるのは口頭にしましょう。

イラストを書くのは園の方針で。または状況に応じて。

イラストを書くと、保護者にとって読みやすく、分かりやすくなります。そのため、園によっては推進されることもあります。

一方、一人の子にイラストを描いている、昨年の先生はイラストを書いてくれていたのに、今年の先生は書いてくれない。このようなケースは、保護者からのクレームにつながり兼ねません。

だからと、毎日みんなにイラストを描いていたら、業務の負担増。

例えば、外国籍で日本語がわからない保護者の場合、必要に応じてイラストを書くという使い方でも良いのかもしれませんね。

イラストなどで分かりやすくしたい場合は、園の方針を確認をしておくと良いでしょう。

言葉使いに気をつける

連絡帳は、お便りと同じような物です。普段、保護者とは気兼ねなく話をしている方でも、「やばい」「まじ」などの言葉は使わないようにしましょう。

丁寧で、分かりやすい言葉を使って書きましょう。

保護者の質問はスルーをしない

連絡帳に、保育園での様子を聞かれたり、育児で悩んでいることが書いてあるケースはよくあります。

そのような時、必ず何かしらの返信を書きましょう。

もし、返信の内容がマイナスの場合、

「ご都合が合う時に詳しくお話をしますね。」そして、いつ頃なら話ができるのか具体的な日付を伝え、保護者の方が見通しを持てるようにしておくと、信頼関係が保てます。

そして、降園時や保護者の方の都合が合う時に、「連絡帳に書いてあった件ですが・・・」と話すようにしましょう。

簡単に答えられるような質問もありますよね。その時は、連絡帳で答えても大丈夫です。

スルーをしてしまうと、保護者の方の信用度が下がってしまいます。すぐに答えられない時でも、またいつか伝えよう・・・と思わず、「今日は話ができませんが、○日の降園時はご都合はいかがですか?」と伝えるようにし、確実に返事をしましょう。

連絡帳を書く前にトピックを考え、内容を具体的に書く

連絡帳を書く前に、何について書くのか考えましょう。

考えずに書くと、

「今日は、外でたくさん走って遊びました。その後、ごはんを食べて、すぐに眠りました。」

と、出来事だけを書いてしまうようになってしまいます。

  • 今日は何をして遊んでいたのかな。
  • その時どのような興味や成長が見られたのかな。
  • いつもとは違って、今日はこんなことができるようになったよ。
  • こんなかわいい言葉を言っていたよ

ひとつの場面を深掘りをして書くと、保護者の方も、保育園でよく見てもらっているんだな。と思ってもらえます。

書く内容が決まったら

  • いつ
  • だれが
  • どこで
  • 何を
  • どのようにしていたのか

ということを順を追って書きましょう。

連絡帳を書く  例文

それでは、連絡帳の例文を紹介します。

苦手な野菜を頑張って食べた時の様子

今日の給食にあったサラダ、友だちが頑張って食べているのを見て、〇〇くんも頑張ってみよう!と思えたようです。いつもは苦戦しているレタスですが、自分からパクリ!と頑張って食べていました。「すごいね。レタス食べたから大きくなるね!」と声をかけたら、とても嬉しそうな表情をしていましたよ。

ダンゴムシに興味を持った週間の様子

友だちが虫探しをしていると、のぞいてみる〇〇くん。ダンゴムシやありを友だちが捕まえているのを見て怖そうに見ていたのですが、友だちからダンゴムシを渡されて手のひらに乗せてみると思ってたほど怖くなかったようです。少しずつ表情も和らぎ、手のひらの上で転がるダンゴムシをじっと見ていました。少しずつ虫に興味を持ったようです。

トイレで排尿ができた時

遊んでいると、少しお股を気にしていた。〇〇ちゃん。もしかしたらトイレかな?と思い、誘ってみると、タイミングが合い、トイレでおしっこが出ました!!サインで知らせてくれたのだな、と成長を感じます。

自分でなんでもやりたがるようになった時の様子

ズボンを「ジブンで!」と頑張って履こうとする〇〇くん。なかなか思うように履けず、イライラしている様子でしたが、どうしても自分で履きたいようで、時間がかかってもじっくり取り組んでいました。最後、自分で履けた時には、とっても嬉しそうな表情をしていました。

遊びだけでなく、生活の面でも子どもの成長は見られます。いろいろな場面の子どもの成長をよく見ておくと書きやすくなりますよ。

毎日同じような内容でネタがない時

毎日同じような内容で書くことがない場合には、いつもと違う場面に目を向けてみましょう。あお気に入りの遊びが続いていたら、

  • 今日の遊びはどのように発展をしたのかな?
  • 友だちとどのような会話のやりとりをしていたのかな
  • いつもと違う遊びを誘ってみよう、するとどのように遊んでいたのかな

苦手な野菜を頑張って食べていたことばかり続いていたのなら、

  • スプーンを上手に使えるようになったかな
  • 姿勢良く食べるようになったかな

同じ場面の内容でも、少し視点を変えると、いつもと違う内容になります。

どうしても見つからない場合は、一緒に組んでいる先生に聞くのもいいでしょう。

他の先生からのエピソードは、自分だけの視点とはまた違ったりするものです。

まとめ

保育の片手間でやりがちな連絡帳。

しかし、連絡帳は保護者によっては大切に保管をする育児日記でもあります。

そのため、丁寧に、きちんとした日本語で。

子どもの様子や成長をしたところを書くことで、保護者にとってかげがいのない育児日記になります。

子どもの様子を丁寧に見て、ぜひ、保護者とのコミュニケーションツールとしましょう!!

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